大相撲大阪場所 観戦記 Part2 枡席の全貌公開!
大相撲大阪場所
もうすぐ千秋楽。
白鵬が休場
稀勢の里が怪我をする
という波乱も。
稀勢の里は強行出場
するようですね。
横綱としての初の場所を
欠場するわけにはいかないという
意地でしょうか。
稀勢の里関の
健闘を祈っています。
今回は大相撲観戦記Part2
会場や、枡席の様子についてレポートします。
この記事の目次
大相撲大阪場所
やってきました!
大相撲大阪場所。
大相撲を
うわさに聞く枡席
で観戦できる
ということでとても
楽しみにしていました。
枡席お弁当
枡席は「勝恵美」という
相撲茶屋さんのお席でした。
枡席に、お弁当やお土産の
サービスがつきます。
入り口を入ると
一般受付とは別に
お茶屋さんの受付が
あります。
そこでチケットを渡すと
席まで案内して
下さいます。
体育館の一階に、
鉄パイプを組んで、段々になった
観覧席が作られています。
会場内はぎっしりの席で、
迷路みたいなので、
案内してもらわないと、
自分の席を見つけるのは
大変です。
枡席といのは、
鉄パイプで仕切られている
スペースのことです。
枡席1席がいくらという
料金設定になっているので、
利用した人数でその料金を
割ることになります。
最大4名、座ることが
できます。
枡席に案内されて座って
いると、お弁当を持って
来て下さいました。
相撲茶屋は何軒かあって、
お弁当の入った袋の中身は
そのお茶屋さんで違います。
何が入っているかなーと
袋を開けてみると
三段のかわいいお弁当
甘栗
焼き鳥
枝豆
珍味
おまんじゅう
ビール1本
相撲協会パンフレット
など、お楽しみ袋みたいに
たくさん、いろんなものが
入っていました。
まだ早い時間は
空いている席も多く、
隣に荷物を置かせてもらったり
してゆっくり座っていました。
15時すぎくらいになると、
人が増えてきて、ぎゅうぎゅうに
なってきました。
通路で立っていると後ろの人が
見えないので、
早く座らないといけません。
狭い通路で靴を脱いだり
履いたりするのに
手間取ると他の人の迷惑に
なるので、
気を使いました。
すると、スリッパを持って
来られている方がいて、
なるほどなぁと
思いました。
立浪部屋 力士取り組み
腹ごしらえをした後、
土俵近くに降りて、
昨日ちゃんこでお世話になった
立浪部屋の力士の応援に
いきました。
ちゃんこ会場では
おちゃめな一面をみせて
くれた
羅王(らおう)も
土俵ではきりっと
りりしくカッコいいですね!
女性を軽々お姫様だっこ
していた十両の力真(りきしん)
も貫禄あります。
今日の取り組みは二人とも
勝ってよかったです。
呼び出しの仕事
土俵下で見ていると、
呼び出しさんたちが
いろんなお世話を
されていました。
呼び出しも
相撲部屋に属しています。
呼び出しの名前は
拓郎
次郎
克之
志朗
重夫
など、下の名前で
呼ばれます。
【呼び出しさんの仕事】
①呼び上げ
土俵上で扇子を広げて、東西の力士を
呼び出します。
立浪部屋 呼び出し 悠斗(ゆうと)
②土俵整備
土俵を履いたり、
乾燥する土俵に水をうったり
力水、塩、タオルの管理をします。
③太鼓叩き
触れ太鼓
寄せ太鼓
はね太鼓
など、太鼓を叩きます。
④拍子うち
土俵入り、横綱土俵入り
などで拍子をうちます。
⑤懸賞金
懸賞幕を持って土俵を一周します。
取り組み後に懸賞金を行司に渡します。
⑥力士の世話
座布団の交換、制限時間を伝える、
水桶の横でタオルを渡すなどのお世話をします。
⑦審判委員、行司の世話
審判委員の座布団の交換、ひざ掛けの世話、
顔触れ言上の介助をします。
審判の親方が物言いで
土俵にあがると、
呼び出しはさっと
審判のひざ掛けをひろげて
掛け直し、
ひざ掛けのはしを持って
控えます。
親方が席にもどって
こられると、
ひざ掛けをかけます。
また座布団の交換
という仕事もあります。
幕下の力士は土俵下で
出番を待つ時、
みんな同じ薄い
座布団を使います。
幕内の力士になると
それぞれの力士専用の
座布団があります。
力士の名前が入った
ふかふかの布団のような
座布団です。
力士が土俵下に入る前に、
付き人が花道から座布団を
持ってきます。
それを受け取って
土俵下の座布団を入れ替えるのは
呼び出しの仕事なんですね。
力士ごとに座布団を変えている
というのも初めて知りました。
会場内散策
会場内も散策してみました。
お土産屋さんがあって
相撲グッズを売っていました。
かわいいノートやぬいぐるみが
ありましたよ。
そしてびっくりしたのは
力士がお客さんが出入りする
正面玄関から会場入りして
いることでした。
大銀杏を結い、
羽織を着た幕内力士が
付き人を従えて
堂々と会場入りする
様子はさすが貫禄が
あります。
花道もとくに規制はないので、
土俵入りの前に
花道にいくと横綱や大関など
人気力士も間近に
見ることができます。
この距離感の近さは
意外でした。
だけど、花道で力士を見た後、
すぐに自分の席に戻るのは
至難の技なので、
(座席までの通路が
狭く、人も多いので)
花道で力士を見ると、
土俵入りや取り組みが
見れないこともありそう
です。
いよいよ、
17時頃になると、
上位力士の登場と
なるので、
会場もぎゅうぎゅうに
なって大入り満員と
なりました。
(宇良の豪快な四股)
会場も緊張感がまし、
土俵の四隅から
カメラマンが
連写で取り組みを
撮っています。
翌日の新聞に載せる
1枚を撮るために
大量の写真を撮るんだなぁ
と思いながら見ていました。
横綱土俵入り
今場所は久しぶりの4横綱揃っての
場所ということで、
4横綱の土俵入りをみることが
できました。
土俵入りには二つの型が
あります。
土俵入りの型によって
綱の締め方が違います。
(相撲協会パンフレットより)
【不知火型】
この土俵入りをするのは
白鵬と日馬富士
輪を二つ作るように綱を締める
ため、綱は雲龍型より
長く重いです。
せり上がる時に両手を伸ばす
ことから、大型力士が披露すると
見栄えがします。
攻撃型の土俵入りと
言われています。
(私の席は向正面だったので、
白鵬土俵入り正面の写真をネットから
もらってきました)
【雲龍型】
この土俵入りをするのは
鶴竜と稀勢の里
綱を1輪に結び、
せり上がる時に
左手を胸の近くに当てて
右手を伸ばす型で、
左手が守り、
右手が攻めを表します。
(稀勢の里土俵入り)
枡席おみやげ
相撲が終わる頃、
お茶屋さんが
おみやげを持ってきて
くれました。
大相撲の絵が書かれた袋に
お菓子とおせんべい、
軍配の絵があしらわれた
お皿が入っていました。
かわいい柄だったので、
さっそく家に帰って
使っています。
まとめ
今回初めて会場に行って
大相撲を観戦して、
テレビではわからないことを
たくさん見ることができました。
力士の他にも
行司や呼び出し、
いろんなプロフェッショナルの
方がいて、
大相撲という場所が成り立って
いるということが改めて
わかりました。
相撲は日本古来の神に
捧げる神事です。
国家安泰や五穀豊穣という
願いが込められています。
日本古来からの
伝統文化
茶道
華道
相撲
能
歌舞伎
などには日本人の精神が込められています。
貧粗・不足のなかに
心の充足をみいだそうとする
「侘び(わび)」
閑寂さのなかに、奥深いものや
豊かなものがおのずと
感じられる
「寂び(さび)」
日本人は本来、神を敬い、
自然を愛する
感受性豊かで繊細な民族です。
時代がどんどんデジタル化され、
スピートが早くなるにつれ、
私たちは日本人としての
精神性を忘れつつあります。
日本人のメンタリティーに
ついては、
日本人である私たちより、
日本に興味がある外人さんの
ほうが詳しかったりします。
私も、今回、
日本古来からの伝統競技を
観戦することで
日本人のメンタリティーに
ついて
考えることができました。
時代の流れについていくことは
大事ですが、
日本人の根底にあるもの、
拠り所になるものは
大事に受け継いで
行きたいです。
荒れる春場所と言われますが、
私が観戦した次の日から
白鵬が休場
盤石の相撲を取っていたように
みえた
稀勢の里に昨日土がつき、
しかも怪我をしました。
優勝をかけて強行出場する
ようですね。
横綱になった初めての
場所は苦しい展開になりました。
夏場所は4横綱がそろって活躍
できるといいですね。
今回、大相撲観戦に誘って
くださった金田さん、柳田さん
その他の手配や連絡などお世話をして
くださった浅野あっちゃん、
ご一緒させて頂いたみなさん、
ありがとうございました。
皆さんのおかげで
2日間楽しむことができました。
大相撲観戦記、ちゃんこ体験記も
読んでみてくださいね!
金子文
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