三日坊主の対処法

2017.01.14 by 金子文

この記事の目次

三日坊主になっていませんか?

何か目標を決めて

よしやるぞ!

張り切って始めたのに、

 

三日坊主で終わっちゃったという経験ありませんか?

今回は三日坊主のメカニズムと対処方について考えてみます。

金子
そうそう、私もよくあります。
ウォーキングしよう!とか甘いものやめよう!
と思うのに、いつも続かないの。
横川
やろうと思ったことが3日しか続かないのは、
あなたの気合や根性が足りないからではなくて、
脳の習性が関係あるんだよ。
金子
えっそうなの。やろうと思ったことが続かなくて
三日坊主になってしまうのはてっきり私の気合や
根性が足りないからだと思っていました。
横川
脳の習性を知って、その習性にそって行動すれば、
誰でも続けることができるようになるよ!
金子
じゃぁ、さっそくその脳のお話教えて下さい!

まずは脳のしくみのお話から

人間の脳は大きく大別すると三層からできています。

クロコダイル.001

【大脳新皮質】
いちばん外側にある層です。
「本来の人間らしさ、及び人間になるための脳」と
言われています。
山を見て美しいと思ったり、海を見て清々しいと感じたり
するのは人間特有の感情です。
これを大脳新皮質が担当しています。

【大脳辺縁系】
山をみて美しいと思ったあとの感情、「この山を歩いてみたい」
そして「そこに何が存在するのか」「食べれるものがどのくらい
あるか」といったイメージをしていく機能が大脳辺縁系です。
大脳辺縁系の主な役割は、感情・記憶・意欲といった心理的作用を
コントロールすることです。

【脳幹】
そして脳中枢と言われている脳幹は、人体を制御・管理しています。
爬虫類脳(クロコダイルブレイン)と言われていて、
24時間オートメーションで私たちの命を守っています。

脳の逃走本能

脳にはいろんな習性がありますが、
その一つに

逃走本能

というのがあります。

人間が大昔、狩猟生活をしていた頃、
自然界ではとても弱い存在でした。

鋭い牙や爪をもつ動物、体の大きな動物、走るのが早い動物
に襲われるとひとたまりもありません。

もちろん空も飛べません。

なので、人間は危険を感じたら

逃げる

ことで生命の安全を守ってきました。

“逃げるは恥だが役に立つ”わけです。

脳の大脳辺縁系が危険を感じると
脳幹は生命の存続を大前提として機能しているので、
即刻 逃げる

という行動を選択します。

そして人間にはコンフォートゾーン
という領域があります。

コンフォートゾーンとはその人がよく知っている
慣れ親しんだ安心して過ごせる環境です。

つまり、私たちが今日々過ごしている日常の環境です。

私たちが今過ごしている日常の環境が一番安心できる
環境なのです。

これは今の生活に満足しているとか、満足して
いないかということには関係ありません。

私たちは今自分がいる環境で命を存続することが
できています。

今の環境にいれば、”命の危険を感じることが
なく、生命を存続させることができる”という
意味で脳が安心できるのです。

このコンフォートゾーンから
はみ出して環境が変えるということは
脳にとって生命を維持できている状態から
どうなるかわからない不確実な環境に変わるという
ことなので、生命の危険を感じます。

なので、全力で安心な環境、コンフォートゾーンに
戻ろうとするのです。

これが、脳が変化を嫌う理由です。

コンフォート.001

私たちが、「もっとよくなりたい!」
と思った時、環境を変える必要があります。

なので、いい習慣を身につけようとして、
目標を立てます。

最初は張り切っているし、早く成果をだしたいので
どんどん、たくさんやります。

pose_ganbarou_woman

「ダイエットするぞー」と言っていきなり1時間も歩いたり、
夕食を抜いたりします。

「早起きするぞ!」といつもは7時に起きている人が
朝4時に起きたりします。

そうすると、脳はこの急激な変化に驚きます。

今の生命の安全が確保できている環境から
どうなるかわからない危険な環境に変わろうとして
いるからです。

なので、脳はその変化を起こす行動に

ストップ

をかけます。

figure_stop

そして今までの安全な環境に戻ろうとするのです。

変化が大きければ大きいほどその元に戻ろうとする力が
大きく働きます。

だから、目標をたてて始めたのに、三日で続かなくなって
しまうんですね。

もちろん、何のためにその目標を達成するのか目的を
明確にして、その目的を達成するために、強い意志を
もって取り組むこともできます。

その時は新しい環境が安全な環境であると脳が認識するまで、
脳の逃走本能を意志の力でねじふせることになります。

それができる人はいいですが、

できない人はどうしたらいいか?

ということになります。

いつまでも三日坊主でいては、
今の自分より、よくなることができないですよね。

三日坊主の対処法

この脳の習性を理解した上で、
自分を”よりよくする”ために今の環境を変えるには
どうしたらいいのでしょうか。

環境を変えるということは
習慣を変える

ということです。

金子
脳の逃走本能を刺激せずに習慣を変えるのはどうしたら
いいのかな?
横川
それはね、

最初は少しづつやる

ということが大事なんだよ。

習慣を変える時は最初から

たくさんやらない

ということがコツです。

車のように大きくて重たいものを動かすときは
最初はローギアでゆっくり発進し、動きだしてから
徐々にギアをあげていきます。

そしてトップギアまであげることができると
スピードの乗って走ることができます。

それと同じで、習慣を変えるには

大きなものを動かすのと同じことなので、
最初ほどゆっくり丁寧に始めます。

それでも、脳は変化を感じると、
行動を止めようとしてストップをかけて
きます。

急激に変わろうとすると脳は大きな力で引き戻そうとするので
打ち勝つのは大変です。

だけど、小さい変化だと引き戻す力も小さいのです。

なので、何か自分が決めたことを続けることが
できない理由が起きてきたら、脳が怖がっているんだな
と解釈して、

「大丈夫、大丈夫」と声をかけながら、
ちょっとだけ前に進むというのが三日坊主にならずに
習慣を変えるコツです。

金子
そういうことだったんですね!
これなら私にもできます。

「成功は思考を文字化する能力に比例する」
と言われます。

右肩上がりの社会では”なんなく”やっていても
なんとかなっていました。

社会のスピードが早く不安定で混沌としている
今の社会で成果を出すためには自分の行動を
見える化(マニュアル化)すること、

自分の行動を研ぎ澄ますために思考をクリアに
する必要があります。

そのためには頭の中の思考を文字にして書き出す
という作業がとても重要です。

デキる人はみんなこの作業をしています。

でも、一人では、なかなか難しいという方のために、
思考を文字化するトレーニングの場を横川 裕之さんが
作ってくれています。

横川さんの講座では、ビジネスの成果をあげるために、
今紹介した「三日坊主の対処法」など、潜在意識の
活用の仕方も教えてもらえます。

今、12期を募集されているので、
ピンときた方はこちらのPDFを読んでみて下さいね。

私の体験記も載っています。

http://pmlifect.com/mojika.pdf

 

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金子文

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