VUCAワールドを生き抜くための思考整理術②
この記事の目次
不安定、不確実、複雑で曖昧模糊としてVUCAワールドを生き抜くために
前回のブログで、圧倒的なパフォーマンスを発揮している人は
”なんとなく”行動してないということを書きました。
右肩上がりの時代は、”なんとなく”やっていてもなんとかなりました。
今の時代はスピードが速く競争も激しいので、”なんとなく”ではなんとか
ならなくなってきているのです。
今の時代に成果をあげている人は自分の行動を見える化
(マニュアル化)しているので、再現性が高いのです。
例えば、美味しいお料理ができたとします。
だけど、もし、調味料の分量や入れるタイミングなどを記録してなかったら、
同じ味を再現することは難しいですよね。
文字にして記録に残すことで、同じ味を再現することができ、
いつも美味しいお料理を食べることができます。
明確な思考からは明確な行動が生まれて成果が
研ぎ澄まされます。
思考を明確するには圧倒的な文字量で頭の中を
アウトプットすることが大切です。
私がチャレンジした頭の中をアウトプットする
方法を紹介します。
ジャーナリング
自分の思考をアウトプットする方法に
ジャーナリングという手法があります。
ジャーナリングは10分とか15分、時間を決めて
心の中に浮かんでくることをただ書き出す作業です。
自分でテーマを決めてもいいし、
1日の振り返りでもいいので、気楽に書き出して
いきます。
書くと自分の心を見つめることができます。
書いていると自分の心の底(潜在意識)に眠っている
気持ちがふっと浮かび上がってきます。
私ってこんなこと考えていたんだ
怒っていたけど、本当は傷ついていたんだ
こんなことしたら楽しいかな
こんなアイディアはどうだろう
いろんな思いがそこはかとなく浮かびあがってきて、
絡まっていたものが解きほぐされたり、
冷静に物事を見つめることができます。
ジャーナリングで思いついたことを書き出すのもいいですが、
テーマにそって自分の思考を深堀するとさらに効果的でした。
その思考を文字化するトレーニングの講座が横川 裕之さんの
「文字化力強化合宿」です。
私は横川 裕之さんの「文字化力強化合宿」を3クール
取り組みました。(1クール90日です)
「文字化力強化合宿」はリアルに合宿をするわけでは
なく、FBのイベントページを使って毎日15分書いたものを
投稿するというシステムです。
何人かのグループで90日集中して思考の深堀に
取り組むので「合宿」という名前がついています。
横川さんは、受講者が思考を掘り下げ、
学び、成長できるような順番でテーマを
出してくれます。
文章の曖昧なところ、掘り下げが足りないところは
横川さんからツッコミが入るので、それに回答する形で
掘り下げていきます。
「文字化力強化合宿」は横川さんのテーマの出し方と
ツッコミが絶妙でした。
この「合宿」に参加して私が得られたことをざっと書くと
①理想の自分像を見つけることができました。
②自分が好きになり自信がもてるようになりました。
③潜在意識を味方にすることができました。
④他のメンバーの投稿を読むことで視野がひろがりました。
⑤行動力が身につきました。
⑥横川さんがビジネスのやり方、人間としてのあり方
をわかりやすく教えてくれるので、ものの道理がわかりました。
⑦一生付き合える仲間ができました。
とこんな感じです。
私が最初に「文字化力強化合宿」に参加したのは2013年の秋でした。
そして2年半後の2016年の春にまた合宿に参加しました。
その時に書いたものと、2年半前に書いたものを比べてみると
文字量も格段にふえ、書いている内容もぐっと深くなっていました。
「私ってずいぶん成長したんだなぁ」
と自分で実感することができました。(笑)
これも記録が残っているからわかったことですね。
現在、2月から始まる12期の募集が行われています。
募集要項はこちら
http://pmlifect.com/mojika.pdf
ブレインダンプ
ジャーナリングとともに、頭の中をアウトプットするのに
ブレインダンプとういう方法があります。
ブレインダンプとは文字どおり、
脳(brain)の中の情報を吐き出す(dump)ことです。
ブレインダンプをすると
①頭の中の大掃除で自分の強みややりたいことをはっきりさせ、
思考をクリアにして行動を加速できます。
②自分の中にある言葉をすべて書き出すことで、
自分が大切にしている言葉、自分のキーワード
を発掘することができます。
③自分がどんな言葉を使っているのか客観的に
見ることができます。
1000個の言葉だしを目標にひたすら思い浮かんだ言葉を
付箋に書いていきます。
付箋に書くのはあとで、グループ分けするときに
便利だからです。
一人でチャレンジするのは辛いので、
横川さんの主導で、文字化の仲間で合宿しました。
(これはリアルで合宿しました)
最初は言葉がどんどん出て来ましたが、
途中から手が止まってしまいました。
そこから言葉を絞りだすのに苦心しました。
お昼過ぎから始めて休憩をはさみながら
深夜までかかりましたが、なんとか
1260個の言葉を書き出すことができました。
応援してくれた横川さん、仲間に感謝です。
手に書かせる
ジャーナリングもブレインダンプもコツは
手に書かせる
ということです。
私は最初頭で書いていたので
この言葉は平凡すぎてきっと使えないだろうとか
もっとかっこいい言葉で表現したいとか見栄で
「質」を求めてしまい、手が止まってしまいました。
大事なのは「質」より「量」なので、
とにかく手を動かして浮かんできた言葉を片っ端から
書くのがコツでした。
書き出した言葉をみてみると、
自分が普段どんな言葉を使っているのか、
自分がどんな言葉を大切にしているのか、
自分がどんな世界観を持っているのかがわかりました。
まとめ
自分の想いや価値観、言葉の定義を固めるためには、
頭の中にあるものをいったん外にだして、それを客観的に
眺める、冷静に判断するという作業が必要になります。
そして自分ならではの珠玉のキーワードを見つけるのは
まるで、鉱山から金を採掘する作業のようだと
遠藤 晃先生は言われていました。
1トロイオンス(約32g)の金を掘り出すのに、
なんと約250tもの土を掘る必要があるそうです。
それくらい思考を明確にするのは
膨大なアウトプットが必要ということです。
なので、今日も私は(文字を書いて)金を探すために
せっせと鉱山を掘っています(笑)
VUCAワールドを生き抜くための思考術(その1)
も読んで見て下さいね。
金子文
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