「広島経済レポート」さんに取材して頂きました。
「広島経済レポート」の高見 直樹さんにインタビューをして
頂きました。
9月8日号にちょこっと掲載されたので、読んで見てくださいね!
そこで!「広島経済レポート」さんを逆取材してみました!
高見さんこんにちは!今日は取材して下さってありがとうございました。せっかくなので、「広島経済レポート」さんについてお話しをお伺いさせていただけませんか?
と突然のお願いにも快く応じて下さいました。
広島経済レポートさんのHPはこちらをクリック!
広島経済レポート | 昭和26年の創刊以来、地元経済情報誌のパイオニアとして的確なビジネス情報を発信しつづけ、"信頼性の高い情報誌"として評価いただいております。
「広島経済レポート」は株式会社広島経済研究所が
週刊で広島の経済情報をとどけている65年の歴史のある情報誌です。
今年の2月には通巻3000号を発刊しました!
今回、記者6年目の高見さんにお話をお伺いしました。
高見さんは今までどれくらいの人数のインタビューをされてきたのですか?
そうですね。毎週10人くらいの方のお話しをお伺いしています。頂いた名刺は3000枚くらいありますよ。
3000枚!すごいですね。会われた方みなさんの記事を書かれているのですか?
はい。お話しをお伺いした方には何かしらのお役に立ちたいと思っているので、みなさんの記事を書かせて頂いています。
「広島経済レポート」は広島経済の瓦版 ニュートラルを貫く
私の記事も書いてくださるそうで、ありがとうございます。「広島経済レポート」さんはどういうスタンスで記事を書かれているのですか?
広島経済の瓦版的な役割を担えたらいいと思っています。「中立」というスタンスで、事実を淡々と伝えることをとても大事にしています。どんな権力にも属さず、政治的にも色がつかない、完全なニュートラルな立ち位置をモットーとしています。
経済誌として中立であるということが大事なのですね。
事実をソースとして読者に提供して、その事実をどう捉えるかは読者の方に委ねるというスタンスですね。「広島経済レポート」はその長い歴史の中でこのスタンスを守ってきました。
紙媒体のメディアとして情報に責任を持つ
今の世の中は、インターネットの時代になりましたが、「広島経済レポート」さんは
紙媒体にこだわられています。紙媒体で情報を発信する理由を聞いてみました。
今はインターネットの時代になりましたが「広島経済レポート」さんは紙媒体で情報を発信されています。紙媒体にこだわられているのは何か理由があるのですか?
インターネットができて、フェイスブックなどを使って誰でもが情報発信者になることができるようになりました。メディアが多様化しているなかで、紙媒体だからこそ信頼できる情報を発信することができると思っています。インターネットは発信した情報が間違っていたら、消すことができます。紙媒体の情報は一度発信したら消すことができないので、情報に対する責任を持っています。信頼できる情報を提供し続けることで、ネットの情報も必要ですけど、「最後に頼るところ、信頼できる情報は紙媒体の情報誌だよね」というところにいきつけばいいかなと思っています。
中立の立場で情報に対する責任を持たれているのですね!
週刊ということは、毎週締め切りがあって、それまでに記事を書かないといけないので、大変ですね。
お会いした人の数だけ、情報にして出そうと思っているので、10人の方にお会いすれば、10本記事を書きます。書くことは好きなので、そんなに大変とは思わないですね。新聞とかのように日刊ではないわけですし。
草の根で頑張っている人にスポットライトをあてる
色眼鏡で見ずに、その人、その企業のありのままを伝えれたらなと思います。広島であまり知られてないけど、いいことをやっている企業さんがたくさんあります。そういう部分は知ってもらいたいですね。頑張っている人にスポットライトをあてて行きます。
そして、今注目しているのは広大発のベンチャー企業です。一滴の血液でガンや認知症などの病気が発見できる技術を開発しています。今までは、病気を診断するための検査が多く肉体的、金銭的な負担が多かったです。この技術で、DNAレベルでより正確な診断をすることができるようになるので、事業の加速が期待されています。
記者の目から見た広島
日々、広島の企業や経営者を取材していて、高見さんが広島に対してどんな見方をされているのか聞いてみました。
広島は気候、人口分布、年収が日本の平均値に近いので、日本の縮図と言われています。広島でテストマーケティングするとある程度信憑性のあるデーターがとれると言われています。広島でヒットすれば、全国的に売れる商品になります。
ただ、広島は川と山が多く、平地が少ないので、土地の価格が高いです。
なので、新しく独立起業して店舗や事務所を構える人のハードルの一つになっています。
また基盤産業があるので、いいこともある反面、新しい事業が起きにくいかなという感じはあります。
広島駅前の再開発もすすんでいますし、広島市長が200万人構想を打ち出すなど、新たな視点での動きもあるので、今後の人の流れに注目しています。
これから広島経済の活力を生むために、起業家のイノベーション、技術革新が起こるといいですね。
これからの時代を生き延びていくためには
サービス業ですね。観光産業などが伸びていくでしょうね。物づくりは機械ができて、単純化されていくので、雇用が失われます。人工知能の発達でロボットが感情をもつようになるとほとんどのことができるようになります。そのため、多くの職種が数年後、30年後にはなくなると言われています。質の高いサービスをして単価をあげていく必要がありますね。
子どもたちの教育も変えていく必要がありそうですね。
一人一人の多様性を尊重してその子が好きなことで輝けるように主体的に応援していく時代になりますね。
アクティブラーニング、物事を主体的に学ぶ力を磨く必要があります。
自分で物事を考え、その目標に対してしっかり自分で道筋をたててやりきる力、
論理的に物事を組み立てて、こうすれば、こうなるという数式をきちんと作って
それを実践していくプログラミングが大切です。自分で考える力を身につけることですね。
「広島経済レポート」の新しいチャレンジ
これから時代が大きく変化して行きますが、その中で「広島経済レポート」さんが果たす役割は何だとお考えですか?
やはり、地域にしっかり根ざして、いろいろな情報があふれているなかで、確かな情報を届けていくことですね。
こういう時代だからこそあえて紙媒体ということにこだわり守るべきことは守りつつ、新しいことにもチャレンジして行きます。
新しいチャレンジとはどんなことをされているのですか?
この業界地図ですね。今まであった企業年鑑は各業種ごとに文字だけで掲載していました。もっと見やすく、広島の業界を一目でわかってもらえるようにカラフルにして写真もたくさんいれました。
情報をきちんと整理して見やすい状態にして届けるのもひとつのやり方だと思っています。
白黒の文字ばかりの企業年鑑より断然見やすくて楽しい業界地図ですね。
学生さんや、広島に新しく赴任してこられた企業の支店長さんなどに活用していただいています。
業界地図を作って4年目になります。毎年新しい価値を提供しないと、手にとってもらえないので、改良を重ねながらよりよいものにして行きたいです。
塾で子どもたちに勉強を教えていた経験がある高見さん。先生として教えるということ、記者として情報を伝えるということに共通性を感じられていました。
発信する情報に責任を持つ
中立の立場を守る
頑張っている人にスポットライトをあてる
お話を伺ったことで、「広島経済レポート」さんが
65年も広島の経済界で愛され続けてきた理由がわかりました。
これからも広島に密着した確かな情報を届けて下さることでしょう。
「広島経済レポート」さんのさらなるご発展をお祈りしています。
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